IP保護等級の決まり方
「IP保護等級」の決まり方は、IEC(国際電気基準会議)とJIS(日本工業規格)の両方の規格に基づきます。例としてJISによるIP規格でご説明します。
異物侵入保護等級IPは「第一記号」と「第二記号」で保護能力を表します。記号ごとの説明は後にいたしますが、第一記号は「人体及び固形異物に対する保護」を、第二記号は「水の侵入に対する保護」を示しており、それぞれ数字によってどの程度強力に保護できるか基準が設定されています。ただし、どちらかの性能を示さない場合は、「IP6X」のように「X」を指定することもできます。
以上のように、IP保護等級はIECとJISと両方の規格に基づき、第一記号と第二記号の組み合わせにより異物侵入保護等級IPの能力が定められます。